三府
さんぷ
名詞
標準
the three urban prefectures (Tokyo, Kyoto and Osaka)
文例 · 用例
明治以後、演劇の向上に尽力したるは周知の事実にて、古河新水の名を以て上演したる自作の脚本「文珠九助」「島の為朝」「三府五港写幻灯」などあり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
その前年にも新富座で古河新水が「三府五港写幻灯」という狂言をかいている。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
俳人で大阪者といへば宗因、西鶴、来山、淡々、大江丸などであるがこれ位では三府の一たる大阪の産物としてはちともの足らぬ気がする。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
かの三府五港はもちろん、各都府においてみずから誇称して紳商と称し、みずから商業世界の寡人政府を組織したる人々を見よ。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
私たちの中学時代には、三府四十三県にわたって、県庁所在地、人口、山の高さ、川の長さ、物産、その他を、試験の前日徹夜して暗誦したものであるが、ああいうやり方と、まるでそっくりなのである。
— 中谷宇吉郎 『六三制を活かす道』 青空文庫
されば農家は三年耕して一年の糧を贏し、政府も租税の取り心ろよく、わが三府六十県の人民、すなわち当今猫も杓子も唱おる、わが三千五百万の兄弟は、三年一回の凶歳ありても飢餓の憂を免るべき割合ではありませぬか。
— 津田仙 『禾花媒助法之説』 青空文庫
「じい、その額のこぶはどうした」「どうでもようござります」 弥平じいさんぷりぷり怒っている、察するところ伝九郎が負けたので、約束どおり足軽たちになぐられたらしい。
— 山本周五郎 『だんまり伝九』 青空文庫
作例 · 標準
明治初期、行政区分として東京、京都、大阪の三府が特別な地位を与えられていた。
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歴史地図を見ながら、かつての三府が日本の政治・経済・文化の拠点であったことを確認する。
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三府の役人は中央政府から直接派遣され、地域の近代化を推し進める役割を担った。
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ウィキペディア
三府(さんぷ)都制施行前の東京府、京都府、大阪府の総称。 三河国の国府、およびその所在地。現在の愛知県豊川市国府町。
出典: 三府 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0