輪転機
りんてんき
名詞
標準
rotary press
文例 · 用例
中にはまだ昼なのに電燈がついて、たくさんの輪転機がばたりばたりとまわり、きれで頭をしばったりラムプシェードをかけたりした人たちが、何か歌うように読んだり数えたりしながらたくさん働いておりました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
そして昨日この友だちのない、にぎやかながら荒さんだトキーオの市のはげしい輪転機の音のとなりの室で、わたくしの受持ちになる五十行の欄に、なにかものめずらしい博物の出来事をうずめながら一通の郵便を受けとりました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
活字に組まれて、いま頃は輪転機に載せられた時分だろうと思うと、豹一は、「ど、どうしてですか?
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
大速力をもつてまはる新聞輪転機、それに噛まれる巻取紙には、片つ端から文字が転写されながら、白い河のやうに流れだす、一切の機械的な操作で刷られる、その処女的な新鮮な、軽い油の匂ひと紙の匂ひをプンと匂はす、それを寝床の中で嗅ぐといふ博士の毎朝の楽しみは、新潟から女中がきてからぶちこはされてしまつた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
で、毎日機械のように同じ道を通って、同じ大きい門を入って、輪転機関の屋を撼す音と職工の臭い汗との交った細い間を通って、事務室の人々に軽く挨拶して、こつこつと長い狭い階梯を登って、さてその室に入るのだが、東と南に明いたこの室は、午後の烈しい日影を受けて、実に堪え難く暑い。
— 田山花袋 『蒲団』 青空文庫
土田麦僊と輪転機6・5(夕) 雑誌『中央美術』を経営してゐる田口|掬汀氏がこなひだ京都の衣笠村に画家の土田麦僊氏を訪ねた事があつた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
まるで輪転機のやうですよ。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
」「さうです、まるで輪転機のやうに早いんでさ。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
新聞社には、高速で大量の新聞を印刷できる最新の輪転機が導入されている。
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輪転機が轟音を立てて稼働し、活字の匂いが工場に充満していた。
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この輪転機は、一度に複数の色を印刷することが可能だ。
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