活字
かつじ
名詞頻度ランク #8659 · 青空 1388 例
標準
(piece of) type
文例 · 用例
自分も時に応募していたが、自分の書いた文章が活字になったのは多分それが最初であったと思う。
— 寺田寅彦 『明治三十二年頃』 青空文庫
入学証書と云ったような幅一尺五寸|長二尺ほどの紙に大きな活字で皇帝や総長の名を黒々と印刷したものを貰ったが文句はラテン語で何の事か分らない、見ていると気の遠くなるようなものであった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
ちよつと座談では言へるのであるが、ことごとしく純文學雜誌に「昨日、朝顏を植ゑて感あり」などと書いて、それが一字一字、活字工に依つて拾はれ、編輯者に依つて校正され、(他人のつまらぬ呟きを校正するのは、なかなか苦しいものである。
— 太宰治 『義務』 青空文庫
それは、葛原勾當日記の、假名文字活字日誌を土臺にして、それに私の濁創も勝手に加味し、盲人一流藝者の生活を、おぼつかなく展開してみたものでした。
— 太宰治 『文盲自嘲』 青空文庫
御住所を搜し、こちらからお訪ねして、なほ精しく故人の御遺徳をも伺ひ、それから、私ごとき非文不才の貧書生に、この活字日誌の使用を御許可下さるかどうか、改めてお願して、そのおゆるしを得て、はじめて取りかかるべき筋合ひのものであるとは、不徳の小文士と雖も、まづは心得て居りました。
— 太宰治 『文盲自嘲』 青空文庫
その氷河で思い出したが、私が桑港にいるとき、一九二四年九月十八日の夕、新聞の号外売りが、声高く「ラッセン火山大爆裂、シャスタ氷河大融解」と、大の字|尽くしで呼んでいるので、耳寄りに思って買って見ると、いかにもシャスタ山の、氷河融解、大洪水来と、拳大の活字で見出しがついている。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
ゴム長靴の脛だけの部分、アラビアンナイトの粟粒のような活字で埋まった、表紙と本文の半分以上取れた英訳本。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
テーブルの上へ、まだ活字が揮発油で濡れているパリ・ミデイの一版を抛り出して、キャフェの蕭条をまづ第一に味わいに来たのは Boulevardier(界隈の人、或は大通漫歩の人と訳すべきか)と呼ばれている巴里の遺物である。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
作例 · 標準
昔の印刷所では、職人が一つ一つ活字を並べていた。
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活字のフォントやサイズを変えることで、本の印象は大きく変わる。
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この博物館では、貴重な活字コレクションを展示している。
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標準
printed word
作例 · 標準
電子書籍も便利だが、やはり紙媒体の活字の温かみも捨てがたい。
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彼は寝る前に、いつも小説の活字を目で追うのが習慣だ。
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図書館には、数え切れないほどの活字が詰まった書物が並んでいる。
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ウィキペディア
活字 とは、狭義として活版印刷に用いる凸型の字型。 広義には写真植字の文字盤やデジタルフォントなど、文字を同一の字形で繰り返し(印刷物やディスプレイ上で)表現するもの全般。
出典: 活字 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0