迎え酒
むかえざけ
名詞
標準
hair of the dog
文例 · 用例
夜の目も合わさず衆が立ち働いているところへ心も体も酒に爛れたような父親が、嶮しい目を赤くして夕方帰って来ると、自分で下物を拵えながら、炉端で二人がまた迎え酒を飲みはじめる。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
」 媒介人や浅山の起き出した時分に、また迎え酒が始まった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
そこでやっこさん、迎え酒がやりたくってやりたくってたまらないのだが、女房が金を渡さぬ。
— ニコライ・ゴーゴリ 『外套』 青空文庫
実際、人は一心になると怖ろしいもので、道庵先生に於てすら、今日は朝の迎え酒だけで、それからはわきめもふらず本草学に熱中している。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
翌朝、眼がさめると、おきまりの迎え酒|一献、それからまた側目もふらず昨日のつづき、本草学の研究に一心不乱なる道庵先生を見出しました。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「今日はソーニャのところへ行って、迎え酒の代をねだってきましたよ!
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
ところでわしが、現在の生みの父が、その三十カペイカをふんだくって、自分の迎え酒の代にしたのでがす。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
「これを飲んで」とおるいは云った、「いやだろうけれど、宿酔には迎え酒がいちばんきくんですって、鼻を摘んでもいいから飲んでごらんなさい」 房二郎は起き直って、その湯呑を受取ったが、燗をした酒の匂いを嗅ぐなり、胸がむかむかし、危なく嘔吐しそうになったので、顔をそむけながらおるいに返した。
— 山本周五郎 『へちまの木』 青空文庫
作例 · 標準
「あー、二日酔いには迎え酒に限るね!」と彼はにやけた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
飲みすぎた翌朝、彼は迎え酒をあおって再び眠りについた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
友人が「迎え酒は悪循環だ」と忠告したが、彼は聞かなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
迎え酒(むかえざけ)とは二日酔いを緩和させるために飲む酒。
出典: 迎え酒 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0