フランス文学
フランスぶんがく
名詞
標準
French literature
文例 · 用例
科学者のM君は積分的効果を狙って着実なる戦法をとっているらしく、フランス文学のN君はエスプリとエランの恍惚境を望んでドライブしているらしく、M夫人の球はその近代的闊達と明朗をもってしてもやはりどこか女性らしいやさしさたおやかさをもっているように見えた。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
この男は、日本一のフランス文学者である。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
フランス文学では、十九世紀だったらばたいてい皆、バルザック、フローベル、そういう所謂大文豪に心服していなければ、なにか文人たるものの資格に欠けるというような、へんな常識があるようですけれども、私はそんな大文豪の作品は、本当はあまり読んで好きじゃないのです。
— 太宰治 『わが半生を語る』 青空文庫
自分は一廻りしてくるつもりだが、おまえは途中でフランスあたりにとどまって、フランス文学を研究してもどうでも、それは、おまえの好きなようにするがよい。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
そして私は何に一番共鳴するやうになつたかといふと、芸術味の多いと言つたやうな形ではフランス文学に傾き、実感の多いといふ意味ではロシア文学に傾き、個人的であつて同時に英雄的であり、感情よりも意力と智力とに発達した形では、深くドイツ文学に傾倒したのである。
— 田山録弥 『私と外国文学』 青空文庫
殊に、フランス文学の所産と言つても好い位である。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
その中で本家本元と言つても好いフランス文学ではバルザツクあたりにその萠芽を発して、アルフオンス・ドウデエ、フランソア・コツペイ、ゾラ、それからモウパツサンの巨匠へと行つた。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
フランス文学に於ては、人間の魂がいつも芸術のために玩弄視され、材料視され、甚しいのに至つては滑稽視されて来た。
— 田山録弥 『真剣の強味』 青空文庫
作例 · 標準
大学では、カミュやサルトルといった実存主義作家を中心にフランス文学を専攻していた。
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翻訳されていない面白いフランス文学の小説があると聞いて、原書で挑戦してみることにした。
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フランス文学には、人間の心理を鋭く描いた作品が多い。
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