日暈
ひがさ異読 にちうん
名詞多音語
標準
solar halo
文例 · 用例
霧でかすんで――大きな日暈にとりかこまれた月は、長いゆれる尾を引いて幻の優しい愁しい気分をもって、上って居る。
— 一九一九年(大正八年) 『日記』 青空文庫
その太陽そのものすら、殆ど輪郭のない、ぼんやりした日暈で無限に擴がつた一つの圈に過ぎなかつた。
— PECHEURS D'ISLANDE 『氷島の漁夫』 青空文庫
太陽はもう日暈をもつてゐなかつた。
— PECHEURS D'ISLANDE 『氷島の漁夫』 青空文庫
夏は自然のいきほひがさかんでしかもそれを受ける神経は弱つてゐるためであらう。
— 島木健作 『忘れえぬ風景』 青空文庫
お父さまの苦しさうな咳聲を聞くたびにわたくし生命の縮まる思ひがされます。
— 嘉村礒多 『業苦』 青空文庫
が、靜かに顧みて自問自答する時彼は我乍ら唾棄の思ひがされ冷汗のおのづと流れるのを覺えた。
— 嘉村礒多 『業苦』 青空文庫
ましてやそれが、祖父とか曾祖父といつた自分の身内の者の登場してくる話ででもあらうものなら、それこそ――自分が曾祖父の魂のなかへ潜りこむか、それとも曾祖父の霊が自分の中へ忍び入るかして、まるで自分自身に経験したことのやうな思ひがされるものぢやて。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
その思ひがさせた仕業であるかも知れない。
— 坂口安吾 『木々の精、谷の精』 青空文庫
作例 · 標準
空を見上げると、太陽の周りに円形の虹のような日暈が現れており、人々は驚きの声を上げた。
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日暈が見えるのは天気が下り坂に向かう兆候だと言われており、彼は雨を心配した。
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「お母さん、見て!太陽の周りに輪っかができているよ!」「あれは日暈(ひがさ)というのよ」
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