二倍
にばい
名詞名詞-の形容詞
標準
double
文例 · 用例
」 名辞以前、つまりこれから名辞を造り出さねばならぬことは、既に在る名辞によつて生きることよりは、少くも二倍の苦しみを要するのである。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
低きには森あり、林あり、野の花あり、しかして高きには雪あり、氷あり、我らの不二山は、小さい山だが、熱帯地方の二倍も高い山より偉大なるは、雪と氷に包まれているためである。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)(例)おそる/\------------------------------------------------------- 上 あくまでも蒼く晴れ上つた空であり、渓谷には微風さへもない。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
しかし比率を半分に切り下げても、研究の数が四倍になれば、博士及第者の数は二倍になるのは明白な勘定であろう。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」------------------------------------------------------- 一 内地へ帰還する同年兵達を見送って、停車場から帰って来ると、二人は兵舎の寝台に横たわって、久しくものを言わずに溜息をついていた。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
そして、前よりも二倍位い大股に、聯隊へとんで帰った。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
引続いて吐いたのはやや赤い中に何だか白いものの交じったので、前のの側に不規則な形をして二倍くらいの面積を染めた。
— 寺田寅彦 『病中記』 青空文庫
ばか、と言はれて、その二倍三倍の大聲發して、ばか、と叫び返せば、その大聲の力士あがりの勝ちになるのである。
— 太宰治 『春夫と旅行できなかつた話』 青空文庫
作例 · 標準
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