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一夜

いちや異読 ひとや・ひとよ
名詞副詞頻度ランク #11605 · 青空 3748
1
標準
one night
文例 · 用例
〔なべてはしけく よそほひて〕宮沢賢治なべてはしけく  よそほひて暁惑ふ      改札をならび出づると  ふりかへる人なきホーム   陸の橋歳に一夜の    旅了へしをとめうなゐの  ひとむれに黒きけむりを   そら高く職場は待てり   春の雨
宮沢賢治 〔なべてはしけく よそほひて〕 青空文庫
この鎌倉での一夜のことは、未だに猶氣味惡く忘れられない。
萩原朔太郎 芥川君との交際について 青空文庫
新宿を初めて見た時、田圃の中に建設された、一夜作りの大都會を見るやうな氣がした。
萩原朔太郎 悲しい新宿 青空文庫
そのまちには、よく似た路地が蜘蛛の巣のように四通八達していて、路地の両側の家々の、一尺に二尺くらいの小窓小窓でわかい女の顔が花やかに笑っているのであって、このまちへ一歩踏みこむと肩の重みがすっと抜け、ひとはおのれの一切の姿勢を忘却し、逃げ了せた罪人のように美しく落ちつきはらって一夜をすごす。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
言いかえれば、これは作者の一夜の幻想に端を発しているのである。
太宰治 一つの約束 青空文庫
これを縁に、一夜、呑まないか、という手紙であった。
太宰治 六月十九日 青空文庫
その後|田舎へ帰ってからも、再び東京に出た後も、つい一度もやもりというものを見なかったが、駒込の下宿に移って後、夏も名残のある夜の雨にこの暗闇阪のやもりを見つけた時、十九の昔の一夜がありあり思い出された。
寺田寅彦 やもり物語 青空文庫
一夜あのままに貼り付いていたのが朝の光と共に忽然と消えるのでないかと云うような事を考えた事もある。
寺田寅彦 やもり物語 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
ウィキペディア

『一夜』(いちや)は、夏目漱石の短編小説である。1905年(明治38年)9月、「中央公論」に発表された。1906年(明治39年)5月、『倫敦塔』、『幻影の盾』『趣味の遺伝』などとともに『漾虚集』に収録され出版された。

出典: 一夜 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0