牧地
ぼくち
名詞
標準
pasture or grazing land
文例 · 用例
周圍二十里、面積三萬三千二百町歩、放牧區域七十二區、各區をめぐる牧柵の延長七十里に達する大牧場――高臺の放牧地は、天然のままだが、造つた樣に出來てゐて、恰も間伐したかの如く、樹木がいい加減に合ひを置いて生えてゐる地上には、牧草が青々育つて、實に氣持ちのいい景色だ。
— 岩野泡鳴 『日高十勝の記憶』 青空文庫
そして、その屋敷の前から二間幅(約三・六メートル)の新道路が三、四町(約三三七〜四三六メートル)の間を、放牧地の草原を一直線に割って走っていた。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
周圍二十里、面積三萬三千二百十町歩、放牧區域七十二區、各區をめぐる牧柵の延長七十里に達する大牧場――高臺の放牧地は、天然のままだが、造つた樣に出來てゐて、恰も間伐したかの如く、樹木がいい加減に合ひを置いて生えてゐる地上には牧草が青々と育つて、實に氣持ちのいい景色だ。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
遊牧地帯では蒙古の諸王も「包」に住み、王と富者とは数個の「包」に家族を分けて住ませてゐる相である。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
唯だ開放地域に住む蒙古人だけは王公が行政権を有してゐるが、近年其等の蒙古人は漢人のために放牧地を失ふのと、すべての生存競争に堪へないのとで、次第に奥の未開地へ流落して行く有様である。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
其等の蒙古人の土地は遊牧地であるが、清朝以来漢人勢力の侵入に余義なくせられて開放地とした土地は、年年に増大して、札賚特旗の領地だけでも約二十万天地(我が六百六十七方里弱)に上り、その全領地の十分の七に当つてゐる。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
此地は周以来、粛慎、扶余、渤海等に属し、元以後は内蒙古の科爾沁部の遊牧地であつたが、清の乾隆年間に札薩克の拉布坦が山東の農民を招いて開墾させ、一部落を作つて長春堡と名づけて以来百年の間に、漸次今日のやうな著しい発達を遂げた。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
大正二年に創められた場内は総面積が二百十三町歩あり、中に作物試験用地が四十二町、放牧地と飼料栽培地が百六十五町を占めてゐる。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
作例 · 標準
険しい山岳地帯では、わずかな平坦地が貴重な牧地として利用されている。
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牧地の境界をめぐって、隣接する二つの村の間で長年の争いが続いている。
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砂漠化の進行により、家畜を養うための牧地が年々減少している。
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