職能
しょくのう
名詞頻度ランク #22704 · 青空 157 例
標準
occupational ability
文例 · 用例
無口で鈍重な逸作が、対社会的な画作に傑出して居るのは、その部分が機敏に働く職能の現れだからである。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
今日では哲學は知識の問題に、科學は物理的世界の問題に自己の職能を局限して宇宙の究極的實體というような問題には觸れない。
— 平林初之輔 『唯物史觀と文學』 青空文庫
のみならず、かゝる進出の理論的基礎が「文芸戦線」の社説の場合のやうに、芸術と科学との混淆、芸術をそれと全く職能を異にした科学の領域内へ侵入せしめること、芸術に不可能な役割をおしつけることであるときには、かゝる進出は純然たる幻想である。
— 平林初之輔 『文学の本質について(二)』 青空文庫
小作官といふものの性質とその職能についてはきはめてぼんやりとしか知らなかつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
便宜主義による解決の最も典型的な行き方は、人間による判断を一切省略して、その人の地位や職能によつて判断する方法である。
— 伊丹万作 『戦争責任者の問題』 青空文庫
「文学史と批評の方法」で、著者は過去の理解が、現実の歴史との関係で文学史を静的なものとし、批評を動的なものとして区別をもったまま止っていた誤りを訂して、両者の職能を密接な関連のもとに統一することをこそ、批評の本質が批評家に求めているものとしてみている。
— ――『現代文学論』にふれて―― 『作家に語りかける言葉』 青空文庫
その他多くの人々がそれぞれの道の違いはあっても、同じような性質の職能の変化でもって今日作家として活動していると思う。
— ――文芸時評―― 『ヒューマニズムへの道』 青空文庫
男と女とが、互にほんとに男らしく、ほんとうに女らしく、安心して自分たちの性の人間らしい開花をたのしみながら、めいめいの特色による職能の特徴も生かしてゆく状態であることがわかる。
— 宮本百合子 『明日をつくる力』 青空文庫
標準
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出典: 職能 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0