茶房
さぼう
名詞頻度ランク #37925 · 青空 31 例
標準
teahouse
文例 · 用例
「だって、あたしが、したことじゃないんだもの」 左側は、待合や小料理店や、ちょっとした茶房があり、右側は、浜町公園の側面に当る、その細道を、わたくしたちは歩いて行きました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
麻|暖簾を狭く垂らして、二階に若い男女の笑い声の聞えるお好み焼屋や、粋なそばやと見えながら洋風の窓やポーチを取付けてあるので看板を調べてみると、それは茶房。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それは、演戯茶房蔦屋の主翁の芳兵衛と云う者であったが、放蕩のために失敗して、吉原角町河岸の潰れた女郎屋の空店を借りて住んでいた。
— 田中貢太郎 『幽霊の衣裳』 青空文庫
長谷川町から黄金通りへ出、茶房リラの前へ通りかかった時、玄竜は一寸覗くだけにしようと首を突き入れ一|亘り紫煙の中を見渡したが、そのとたんにわれ知らずにこりと笑った。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
所謂茶房の彼等も亦現在の朝鮮の社会が生んだ特別な種族の一つであろう。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
かつ子のお店と云ふのは、珈琲店でも酒場でもないその中途を行つた茶房と称するもので、銀座で盛大に経営してゐた。
— 武田麟太郎 『現代詩』 青空文庫
茶房なんていやな名前だ。
— 武田麟太郎 『現代詩』 青空文庫
徴兵保険会社にゐたのを、れいの茶房が出来て、月給が十五円ばかりいいと聞いたので、友だちの紹介で入れて貰つたのだ。
— 武田麟太郎 『現代詩』 青空文庫