底力
そこぢから
名詞頻度ランク #24695 · 青空 238 例
標準
hidden reserves of strength
文例 · 用例
それにランプの焔はどこかしっかりした底力をもっているのに反して、蝋燭の焔は云わば根のない浮草のように果敢ない弱い感じがある。
— 寺田寅彦 『石油ランプ』 青空文庫
その声は低いけれども底力があって、なんだか私を命令するようでした。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
しかしどうせ何んでも自分でやらないじゃならない学校だからかまわないといえばかまわないことだが……今日は少しはいいの」 澄んで底力のある声が、清逸の眼にだんだん明瞭な姿を取ってゆく園の方から静かに響いた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
あの強い烈しい底力、それはもうこの家には、どの隅にも塵ほども残っていない。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
沢本 そうすると、俺たちはうんと飯を食って底力を養うことができるぞ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
「今頃、何をしておいでなさります、お一人でこんな処に……ははは、」 と底力の無い愛想笑で、「いや、もう、人様の事をお案じ申すという効性もござりません。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
と、その細い、幽な、空を通るかと思う雨の中に、図太い、底力のある、そして、さびのついた塩辛声を、腹の底から押出して、(ええ、ええ、ええ、伺います。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
けれどもいかにも無邪気な子供らしい声が、呼んだり答えたり、勝手にひとり叫んだり、わあと笑ったり、その間には太い底力のある大人の声もまじって聞えて来たのです。
— 宮沢賢治 『茨海小学校』 青空文庫
作例 · 標準
ピンチの時にこそ、彼の底力が発揮されるものだ。
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あのチームは、ここ一番という時に底力を見せる。
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普段は目立たないが、彼女には秘めた底力がある。
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