禁句
きんく
名詞頻度ランク #39675 · 青空 31 例
標準
taboo word
文例 · 用例
可いかね、その気だもの……旅籠屋の女中が出てお給仕をする前では、阿父さんが大の禁句さ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
通り一遍の客ではなく、梅水の馴染で、昔からの贔屓連が、六七十人、多い時は百人に余る大一座で、すき焼で、心置かず隔てのない月並の会……というと、俳人には禁句らしいが、そこらは凡杯で悟っているから、一向に頓着しない。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
(お休みの処を、済みません、)と丁寧に小腰を屈めて挨拶をしたが、うっかり禁句とは心着かなかった。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
途中で自然からこの蓋が取れて手が切れるなんざ、おっと禁句、」とこの際、障子の内へ聞かせたさに、捨吉相方なしの台辞あり。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
」 と、お互に制し合う場合には、きっとその後の話には、一時に沢山の禁句が出来たように、妙な窮屈さを感じた。
— 菊池寛 『神の如く弱し』 青空文庫
電気時計の指針は、もう午前六時を指している――また禁句禁句――のに、彼は目が覚めない。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
仮令い酒に酔ても謹しむ所は屹と謹しみ、女の忌がるような禁句を口外したことはない。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
その家人と共に一家に眠食して団欒たる最中にも、時として禁句に触れらるることあれば、その時の不愉快は譬えんに物なし。
— 福沢諭吉 『日本男子論』 青空文庫
標準
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