勤苦
きんく
名詞動詞-サ変
標準
toil and hardship
文例 · 用例
ところが晩成先生は、多年の勤苦が酬いられて前途の平坦|光明が望見せらるるようになった気の弛みのためか、あるいは少し度の過ぎた勉学のためか何か知らぬが気の毒にも不明の病気に襲われた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
ところが晩成先生は、多年の勤苦が酬ひられて前途の平坦光明が望見せらるゝやうになつた気の弛みの為か、或は少し度の過ぎた勉学の為か何か知らぬが気の毒にも不明の病気に襲はれた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
後藤松陰撰の墓誌に、「君既寡、子皆幼、而持操屹然、凡事皆遵奉遺命、夙夜勤苦、教育二孤、終致其成立」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
(此作屡改字句、就中、結句原作曰半生勤苦後天許作閑人。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
毛傳には「契闊勤苦也、説數也」とある。
— 狩野直喜 『服部先生の思出』 青空文庫
若し、未だ勤苦せざるに、先づ休養を名として釣遊に耽らば、身を誤り家を破るの基、酒色の害と何ぞ択ばん。
— 石井研堂 『研堂釣規』 青空文庫
その柔順貞淑であったことは「感君勤苦守中閨。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
」〔感ズ君ガ勤苦シテ中閨ヲ守ルヲ〕といい「薄命枉為狂者婦。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫