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浅茅

あさじ異読 あさぢ
名詞
1
標準
sparsely growing cogon grass
文例 · 用例
鬼婆で名高い浅茅ヶ原に近いだけに、鬼娘の噂がそれからそれへと仰々しく伝えられて、残暑の強いこの頃でも、気の弱い娘子供は日が暮れると門涼みに出るのを恐れるようになった。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
中央の池泉は水が浅くなり、渚は壊れて自然の浅茅生となり、そこに河骨とか沢瀉とかいふ細身の沢の草花が混つてゐた。
岡本かの子 夏の夜の夢 青空文庫
さて、旧街道を――庫裡を一廻り、寺の前から――路を埋めた浅茅を踏んで、横切って、石段下のたらたら坂を昇りかかった時であった。
泉鏡花 神鷺之巻 青空文庫
だから、武将中最も教養あり、その詩に、簷外風光分外薪|捲簾山色|悩吟身孱願亦|有娥眉趣一笑靄然|如美人 歌に、さみだれに庭のやり水瀬を深み浅茅がすゑは波よするなり立ち並ぶかひこそなけれ桜花松に千歳の色はならはで 詩の巧拙は自分には分らないが、歌は武将としては上乗の部であろう。
菊池寛 川中島合戦 青空文庫
荻原は隣家の翁に注意せられて万寿寺に往ってみると浴室の後ろに魂屋があって、棺の前に二階堂左衛門尉政宣の息女弥子|吟松院冷月居尼とし、側に古き伽婢子があって浅茅と云う名を書き、棺の前には牡丹花の燈籠の古くなったのを懸けてあった。
田中貢太郎 牡丹燈籠 牡丹燈記 青空文庫
――そこへ行く背戸は、浅茅生で、はらはらと足の甲へ露が落ちた。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
) と二坪ばかりの浅茅生を斜に切って、土間口をこっちから、(お綾さん――) と呼びます。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
崖へ向いた後姿、すぐに浅茅生へ帯腰を細く曲げたと思うと、さらさらと水が聞えた。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
作例 · 標準
浅茅の例文
野原に浅茅が生えている。
Illusions AI · claude-haiku-4-5-20251001
浅茅が秋に色づく。
Illusions AI · claude-haiku-4-5-20251001