羆
ひぐま異読 ひ・しくま・しぐま・ヒグマ
名詞
標準
brown bear (Ursus arctos)
文例 · 用例
」羆の筒袖二十九「阿爺どの、阿爺どの。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
かてて加えて爪皮の掛った日和下駄で、見上げるばかり大いのが、もくもくとして肩も胸も腹もなく、ずんぐり腰の下まで着込んだのは、羆の皮を剥いた、毛をそのままにした筒袖である。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
見よかし羆の袖を突出し、腕を頤のあたりへ上げ状に拱いた、手首へ面を引傾げて、横睨みにじろじろと人を見る癖。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
羆は件の横睨みで、「おい、帰るのかあ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
「へい、いいえ、お顔は存じておりますほどでもござりませんが、その上被の召ものでござります、お見事な、」 こう云ったのは羆の筒袖。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
この意味において、知るものは、お孝における羆の皮を一方ならず怪むのであった。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
見よ、下なる壁に、あの羆の毛皮、大なる筒袖の、抱着いたごとく膠頽として掛りたるを―― 巡査は心付いた目をお孝に返して、「貴方、大抵の事は、ここで饒舌って可えですか。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
伝吾は扉の敷居口に、へたへたと腰を抜くと、羆の筒袖の前脚めいたやつを、もさりと支いて、土下座して、「途惑をいたしまして。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
北海道の原生林で羆と遭遇しないよう、熊鈴を付けてハイキングした。
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羆は冬眠から覚めると、人里に現れることがあるので注意が必要だ。
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動物番組で、子連れの羆が鮭を捕る様子が放送されていた。
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