口を滑らす
くちをすべらす
表現動詞-五段-サ行
標準
to make a slip of the tongue
文例 · 用例
』 というのも、あたしが不意に現れたら、動揺して何か口を滑らすんじゃないかってね。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
」と、うつかり口を滑らすと、領事は苦味丁幾を飲んだやうに苦い顔をして、外つ方を向いた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
どうも不思議だったのでつい秀子へ口を滑らすこともあった。
— 豊島与志雄 『理想の女』 青空文庫
後で夢のやうに思ひ出して、父親を殺したのは、叔父の金兵衞夫婦で、死骸は梅の木の下に埋めたやうにも思ふが、十二の子供では、それを言ひ立てゝも通らず、うつかり口を滑らすと、自分も殺されるかも知れないと思つたので、思案の揚句、あの梅の木の下に小判が一杯入つた瓶が埋まつて居ると言ひ觸らしたのだよ。
— 白梅の精 『錢形平次捕物控』 青空文庫
与之助は人間が太いから、直次郎が口を滑らす前に、きっと殺すに違いあるまいと思ったから、お前に気をつけろと言ったのだよ」「ヘェ、驚きましたね、そこで品吉は?
— 鬼の面 『銭形平次捕物控』 青空文庫
與之助は人間が太いから、直次郎が口を滑らす前に、きつと殺すに違ひあるまいと思つたから、お前に氣をつけろと言つたのだよ」「へエ、驚きましたね。
— 鬼の面 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
飲酒の席で、つい口を滑らして言ってはいけない秘密を話してしまった。
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試験の解答を尋ねられた際、誤って口を滑らしてヒントを与えてしまった。
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