急転
きゅうてん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
sudden change
文例 · 用例
大正池からそこまで二里に近い道程を山腹に沿うて地中の闇に隧道を掘り、その中を導いて緩かに流して来た水を急転下させてタービンを動かすのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
大正池からそこまで二里に近い道程を山腹に沿うて地中の闇に隧道を掘り、その中を導いて緩かに流して来た水を急転直下させてタービンを動かすのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
ピアノの音からこの旗のはためきに移る瞬間に、われわれはちょうどあるシンフォニーでパッショネートな一楽章から急転直下 Attacca subita il seguente に明朗なフィナーレに移るときと同じような心持ちを味わうのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
白川が必ず引出してくると云つて居ても、其云ふことを当にしていいかどうかといふ狐疑心と、人を見くびる彼の高慢心とが、茲まで話が急転して来ようとは思がけない処であつたからである。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
その坂路にかかって、車夫が梶棒を急転したために、車はずるりと後戻りをして、そのあとに附いて来た私の車の右側に衝突すると、はずみは怖ろしいもので、双方の車は忽ち顛覆した。
— 岡本綺堂 『御堀端三題』 青空文庫
「わるいけど、おれは、きょうは用事があるんでね」 堀木は立って、上衣を着ながらそう言い、「失敬するぜ、わるいけど」 その時、堀木に女の訪問者があり、自分の身の上も急転しました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
「なに、事件は、これから急転直下です。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
すべてがぐるりと急転廻した。
— 太宰治 『一日の労苦』 青空文庫
作例 · 標準
会議の雰囲気は、部長の一言で急転した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
病状は昨夜急転し、医師は家族に連絡を入れた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
市場の動向が急転する可能性があるので、注意深く見守る必要がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
穏やかだった天候が、午後には急転して大荒れになった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash