金離れ
かねばなれ
名詞
標準
(way of) spending money
文例 · 用例
第三者が、冷静に観ていると、小池には、深いずるさではないが、毒のないずるさがあり、圭子の家に、相当の小金があると察し、また金離れのよい圭子の性格を、それと悟って、わざと持ちかけている愚痴のようにもきこえたであろう。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
そこへ以って来て、江戸ッ子は金離れがいいと来ているからたまらない。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
金離れのいい彼は到るところ気受けが好かつた。
— 徳田秋声 『のらもの』 青空文庫
「お盛んで――」 番頭が、金離れのいい庄吉へ、揉手をして御叩頭した。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
一通り部屋の中をグルッと見廻して、トンと突衿をすると一緒に、お君のすぐ顔の処へパフッと座ったお金は、やきもちやきな、金離れの悪い、五十女の持って居るあらゆる欠点を具えた体を、前のめりにズーッとお君の方に延しまげた。
— 宮本百合子 『栄蔵の死』 青空文庫
一生懸命に隠していたんですもの――、だって、あんないいパトロンを逃がしちゃ詰りませんから、第一家柄は立派だし、金離れはいいし、またとない結構な人なんです。
— 大倉※子 『青い風呂敷包み』 青空文庫
金離れがよくって、一ヶ月前納で、二年間も、ただの一度だって滞らせた事はないんです。
— 大倉※子 『耳香水』 青空文庫
」「宗太郎の弟の宗次だよ」「えツ」「驚いたらう、お品さん、跛の意氣地なしのしわん棒の兄貴と違つて、私は丈夫で威勢がよくて、金離れの良いのが自慢さ。
— 双生兒の呪 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
「部長は金離れが良いから、飲み会に行っても僕たちが財布を出す暇がないんだ。」
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「不景気が続いているせいか、最近はどの得意先もすっかり金離れが悪くなってしまった。」
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「宵越しの銭は持たない主義だなんて、君も随分と金離れがいいね。」
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「金離れが良いのは結構だが、少しは将来のために貯金も考えたらどうだ?」
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