三舎
さんしゃ
名詞
標準
three days' march (approx. 36.5 km)
文例 · 用例
不思議な事は、禍だか、幸だか、お孝の妹分と聞いただけで、その向きの客人は一目を置き、三舎を避けて、ただでも稲葉家では後日が、と敬遠すること、死せる孔明活ける仲達を走らすごとし。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
おゝ、自然と敵の意を体して、自から、罵倒するやうな木像では、前方が約束を遂げんのも無理はない……駄物、駄物、駄物、」と三舎を避ける足取で、たぢ/\と後退りして、「さあ、恁うなれば、お浦の紀念の方が大事だ。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
それと同様、『蜘蛛の糸巻』に馬琴を出藍の才子と称し、「読本といふもの、天和の西鶴に起り、自笑・其磧、宝永正徳に鳴りしが馬琴には三舎すべし」と、京伝側を代表する京山が、これもまた案外公平な説を立ててるのは、京伝・馬琴が両々相対して下らざる互角の雄と見做したのが当時の公論であったのだろう。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
演習に朝出る兵隊さんもこれにはいつも三舎を避けた。
— 田山花袋 『少女病』 青空文庫
この点は地下のポオも恐らく三舎を避くるであろう。
— 小酒井不木 『「二銭銅貨」を読む』 青空文庫
戦国時代の日本武将の謀略は、中国人も西洋人も三舎を避けるものがあった。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
戦国時代の日本武将の謀略は中国人も西洋人も三舎を避くるものがあったのである。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
事々物々みな外国に比較して処置せざるべからざるの勢いに至り、古来わが国人の力にてわずかに達し得たる文明の有様をもって、西洋諸国の有様に比すれば、ただに三舎を譲るのみならず、これに倣わんとしてあるいは望洋の歎を免れず、ますますわが独立の薄弱なるを覚ゆるなり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
作例 · 標準
孔子は「三舎を避ける」という故事にちなみ、強敵との直接対決を避けた。
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彼は、あえて三舎を避けることで、相手の油断を誘った。
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戦略上、ここでは三舎を避けて一時撤退するのが賢明な判断だ。
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