染め
そめ
名詞頻度ランク #9660 · 青空 254 例
標準
dyeing
文例 · 用例
商店の赤地に白く染め抜いた幟は影を落としてる。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
何故かというに、俳句の一般的特色として考えられる、あの枯淡とか、寂びとか、風流とかいう心境が、僕には甚だ遠いものであり、趣味的にも気質的にも、容易に馴染めなかったからである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
片町に更紗染めるや春の風 町の片側に紺屋があって、店先の往来で現に更紗を染めているという句であるが、印象としては、既に染めた更紗を、乾燥のために往来へ張り出していると解すべきであろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
境内は雜然としてかんてらの燈火が四邊一面の光景を花やかに、闇の地に浮模樣を染め出した。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
唐縮緬の三つ身の袖には咲き乱れた春の花車が染め出されている。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
この花を、山家の少女の衣模様に染めたらば、などと思いながら、森を出て、河原に下り、太い逞しい樹の蔭に立った。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
鳳凰山地蔵岳の大花崗岩山は、その峻しい荒くれた膚を、深谷の空気に、うす紫に染めている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
三 朝霧が山村を罩めて、鶏の声が、霧の底から聞える、黄色い南瓜の花に、まだ夢が残つてゐるかして、寝惚けた姿をしだらなく大地に投げ出してゐる、ぼツと白壁が明るくなる、森がうつすらと、烟つぽい緑を、向うの山の懐に、だんだら、染めに浮かせる、起き上つて支度をする頃は、方々の家から、軽い炊煙が立ちはじめた。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
作例 · 標準
京都には、伝統的な京友禅の染めの技法が伝わっている。
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彼女は趣味で草木染めを始めた。
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この布は、職人の手による染めが美しい。
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