二葉
によう
名詞
標準
two flat things
文例 · 用例
そのまん中の土が妙に動くと思っていると、すうと二葉が出て来た。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
民子はいつの間にか来ていて、昨日の雨で洗い流した赤土の上に、二葉三葉銀杏の葉の落ちるのを拾っている。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
なお、戦争に関する詩歌についても、与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」、石川啄木の「マカロフ提督追悼の詩」を始め戦争に際しては多くが簇出しているし、また日露戦争中、二葉亭がガルシンの「四日間」を訳出している。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
「四日間」の戦争の悲惨を憎悪した内容が二葉亭の当時の態度を暗示しているかもしれないが、それらは、若し次の機会があらば、すべてをまとめて、もっと完全なものとしたいと思う。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
私が始めてこの蜂の巣を見付けたのは、五月の末頃、垣の白薔薇が散ってしまって、朝顔や豆がやっと二葉の外の葉を出し始めた頃であったように記憶している。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
折から葭籬のもとに、いつのこぼれ種子やら朝顔の二葉土を離れて、我がやどすてぬといへる発句の趣向をあらはす。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
明治の言語体文章に就ての美妙齋君の功績は十二分に之を認めなければならぬのでありますが、二葉亭主人の「浮雲」が与えた左様いう感じも必ずしも小さい働ではないと思います。
— 幸田露伴 『言語体の文章と浮雲』 青空文庫
それからまた、現在の二葉屋のへんに「初音」という小さな汁粉屋があって、そこの御膳汁粉が「十二か月」のより自分にはうまかった。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
作例 · 標準
植木鉢から、可愛らしい二葉が顔を出した。
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この植物は、発芽するとまず二葉が出る。
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手紙には、二葉のメモが添えられていた。
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