役不足
やくぶそく
形容動詞名詞
標準
dissatisfaction with the work (role) given to one
文例 · 用例
蠅では役不足であらうも知れない。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
彼は幾何の給料を貰っていたか知らないが、舞台の上では定めて役不足もあったろうと察せられて、その全盛時代を知っている私たちには、さびしく悼ましく感じられることも少くなかった。
— 岡本綺堂 『源之助の一生』 青空文庫
どうも、此の朗読劇に於ては、僕は少し役不足でありました。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
「馬鹿あ吐かせ、三銭の恨で執念をひく亡者の女房じゃあ汝だってちと役不足だろうじゃあ無えか、ハハハハ。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
二三十銭の会費を出し渋ったり、役不足を云ったり、稽古を厭がったりする者があると、帰って来てからプンプン憤って、「老先生に済まん済まん」と涙を流していたという。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
ほんとに、そんな役不足なんかおっしゃる方は、芸術を理解していらっしゃらないんですわねえ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
「ほい、気に障ったら堪忍しねえ、言ったって治らねえ位のこたあ知ってるんだい、言葉の機よ、己だってまだ人に意見を言う親仁形は役不足だ、可いや、喧嘩なら加勢をしよう、対手は何だ。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
愛吉さん、お前が酒と連立ったんじゃ、向上から鴨川で対手になってくれやしない、序幕に出した強談場だし、若干金かこっちから持込というのだから、役不足だったろう、まあ飲むが可い、」と笑っている。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
作例 · 標準
実力派の彼にこんな端役を演じさせるのは役不足だと、演出家は頭を悩ませた。
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「私のようなベテランにこの単純作業は役不足ですが、仰せのままに引き受けましょう」
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彼は非常に有能なので、今の部署の責任者というポストでは役不足に思える。
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標準
not up to the task
作例 · 標準
大役を任された彼は「私には役不足かもしれませんが、精一杯務めます」と謙遜した。
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「今の君のスキルでは、このプロジェクトのリーダーは役不足ではないか?」と上司が懸念を示した。
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役不足という言葉を「力不足」の意味で使う人が増えているが、本来は逆の意味である。
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ウィキペディア
役不足(やくぶそく、やくふそく)とは、演劇などで演ずる俳優が、その演目での役割に不満をもつこと。転じて、その役職が本人に不相応なほど軽いこと。
出典: 役不足 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0