今暁
こんぎょう
名詞副詞
標準
this morning (at dawn)
文例 · 用例
予は猶母牛の注意を男共に示して置て寝てしまった夜明けて後男共は今暁の死犢を食料にせんことを請求してきた。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
政府にあったリー・シー・ツワンは今暁香港に飛行機で来り、直にホテル・マンションに入ったことが記事になっていた。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
おれは今暁飛行機で香港にくると陳独秀の革命的遺産をうけついだのだ!
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
――今暁三時ごろ、サン・ロック区の住民は、レスパネエ夫人とその娘カミイユ・レスパネエ嬢との居住する、モルグ街の一軒の家屋の四階より洩れたらしい、連続して聞える恐ろしい悲鳴のために、夢を破られた。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
兇行は昨夜八時頃より今暁四時頃までのあいだに仕遂げられたらしく、磯貝は銘仙の単衣の上に絽の羽織をかさねて含満ヶ|渕のほとりに倒れていたり。
— 岡本綺堂 『慈悲心鳥』 青空文庫
覆面の盗賊、今暁渋谷の××銀行を襲う、行金を強奪して逃走す それが見出して、その次に小さな文字が何行も並び、それから又、前よりは少し小さな活字ではあるが、一層恐しい第二の見出しが印刷されてあった。
— 大阪圭吉 『香水紳士』 青空文庫
話を綜合すると、 今暁四時半、隣家の富田洋服店の三階の火熨斗場から発火して、一間と離れない丸善の二階へ直ぐ燃付いて、瞬く中に仮営業所の全部に火が廻って、到頭隣家の二三軒までも焼落ちて了った。
— 内田魯庵 『灰燼十万巻(丸善炎上の記)』 青空文庫
「ほう、どうしてこんなものが落ちていたのかな」 博士はそれが、今暁この屏風岩の上空をとんでいった東洋人爆撃機からの落し物であろうとは、気がつくよしもなかったし、それが出征将士慰問の前線文庫の一冊である新品月遅れ雑誌であったことをも知るよしもなかった。
— 海野十三 『軍用鮫』 青空文庫
作例 · 標準
今暁の冷たい空気は、春の訪れを告げていた。
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今暁、遠くで鳥のさえずりが聞こえてきた。
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「昨夜はあまり眠れず、今暁ようやく安らかな眠りにつけたよ。」
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