家兎
いえうさぎ異読 イエウサギ
名詞
標準
domestic rabbit
文例 · 用例
家兎のやうな目をしてゐるフランス女は、子供の手から匙をもぎ取つた。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
こんなことを長年考えていたのであるが、近ごろ大阪医科大学病理学教室の淡河博士が「黒焼き」の効能に関する本格的な研究に着手し、ある黒焼きを家兎に与えると血液の塩基度が増し諸機能が活発になるが、西洋流のいわゆる薬用炭にはそうした効果がないという結果を得たということが新聞で報ぜられた。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
おそらくは病院にて飼養して在った家兎にちがいない。
— 太宰治 『女人訓戒』 青空文庫
家兎は、猟夫を恐怖する筈はない。
— 太宰治 『女人訓戒』 青空文庫
病院にて飼養されて在った家兎にちがいない。
— 太宰治 『女人訓戒』 青空文庫
彼女は、家兎の目を宿して、この光る世界を見ることができ、それ自身の兎の目をこよなく大事にしたい心から、かねて聞き及ぶ猟夫という兎の敵を、憎しみ恐れ、ついには之をあらわに回避するほどになったのである。
— 太宰治 『女人訓戒』 青空文庫
先ず兎を、家兎固定器に仰向けにしばりつけてエーテル麻酔をかける。
— 小酒井不木 『恋愛曲線』 青空文庫
通常生理学の実験は、先ず手近な蛙について行うのを便利とされて居りますが、人工心臓の実験をするには、蛙はあまりに小さすぎて、細工が仕難いですから、私は家兎に就て実験することに致しました。
— 小酒井不木 『人工心臓』 青空文庫
作例 · 標準
アナウサギを家畜化した家兎は、現在では愛玩動物として世界中で広く親しまれている。
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野生のノウサギが穴を掘らないのに対し、家兎の祖先は地下に複雑な巣穴を作って生活する習性を持つ。
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「見て、この家兎。耳が垂れているロップイヤーという種類で、とてもおとなしいのよ」
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明治初期、日本に輸入された家兎の飼育が爆発的に流行し、投機対象として高値で取引された歴史がある。
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