都道
とどう
名詞
標準
Tokyo municipal road
文例 · 用例
当家はこれまでコマから従えてきた一族重臣のみと縁組してきたが深いシサイがあって駿河の岩木僧都道暁の女を室とした。
— 高麗神社の祭の笛――武蔵野の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
父吉左衛門の問屋役時代から持ち伝えた古い箱の紐を解いて見ると、京都道中通し駕籠、または通し人足の請負として、六組飛脚屋仲間や年行事の署名のある証文なぞがその中から出て来る。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
それから半年の後、フト僕の下宿に現れて「私はこれから一人また広島に帰る」と云つてニコニコしてゐたが、その後母よりの手紙によるとどうも木村といふ人と折合がわるいのらしいといふのである。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
その癖、みんな眞面目で、みんな嚴肅な顏をして、みんな高尚な事ばかり言つて、哲學者氣取りでゐますが、それでゐて我々の大多數は百人のうち九十九人まで、まるで野蠻人のやうな生活をして、ちよつとどうかすると、すぐ啀み合つたり、惡口をつき合つたりします。
— 太宰治 『津輕地方とチエホフ』 青空文庫
とう/\鐵道線路の傍の崖の上に腰かけて、一枚ざつとどうにか書き上げてしまつた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
容貌から見るとどうも中國ではなくて朝鮮から來た人達らしく思はれた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
この仰ぎ見る天空の頂は麓の土とどういう関係に在るのか。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
するとどう云うわけかみんなもどっと笑ったのです。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫