別々に
べつべつに
副詞
標準
separately
文例 · 用例
ギリシア人と中央アジア並びにインド人と交渉のあったことは確かであり、後者とシナ人、シナ人と日本人とそれぞれの交通のあったことも間違いないとすれば、歌謡のごときものが全く相互沒交渉に別々に発達したと断定するのも少し危険なような気がするのである。
— 寺田寅彦 『短歌の詩形』 青空文庫
それぞれちがった色硝子の障子で天然の色を三通りに濾し分け、別々に撮った三つの写真版を赤黄青の三色で重ね刷りにするという趣向であって、絵具の調合などが巧みにゆけば相応に天然に近い色が出来る。
— 寺田寅彦 『天然色写真新法』 青空文庫
すると三色の粉はすっかり一様に混じてもはや三色は別々に見分けが付かず、一体に灰色を帯びて見える。
— 寺田寅彦 『天然色写真新法』 青空文庫
「何たべる」「何にしよう」……「御飯だの、おかずだの別々にたべるの面倒くさいわ、チキンライスにしましょう」。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
そうかと思うとまたある日本食堂で最近代的な青年二人と少女二人の一行が鯛茶を注文していたが、それが面前に搬ばれたときにこの四人の新人は、胡麻味噌に浸された鯛の繊肉を普通のおかずのようにして飯とは別々に食ってそうして最後に茶を別々に飲んでいた。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
このように問題の分析が出来てしまえば、それから一つ一つの問題について別々に研究し、その結果を綜合して初めて実際の場合に応用が出来る訳である。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
たとえば、ジンタ音楽と「いらっしゃいいらっしゃい」とが同時にオーヴァラップして聞こえていても、われわれはきれいに二つを別々に聞き分けることができるが、二つの少し込み合った映像の重合したものはただ混沌たる夢のようなものにしか見えない。
— 寺田寅彦 『耳と目』 青空文庫
であるからそれぞれの土地の言語について別々に考えてみなければならぬのでありますが、或る一地方の言語においては、その言語に用いる違った音の数というものはきまっている。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
喧嘩をしてしまった二人は、同じ家の中にいながら別々に食事を摂っている。
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卵の白身と黄身を別々に泡立てるのが、ふんわりとしたケーキを作るコツだ。
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混雑を避けるため、一行は駅で解散し、各自別々に目的地へ向かうことにした。
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