肝
きも異読 たん・キモ
名詞多音語頻度ランク #8356 · 青空 983 例
標準
liver
文例 · 用例
〔そのかたち収得に似て〕宮沢賢治そのかたち収得に似て面赤く鼻たくましきその云ふや声肝にありその行くや犠を索むる
— 宮沢賢治 『〔そのかたち収得に似て〕』 青空文庫
肝心の認識は、さうした子供等の傾向が、彼等の知性能力の向上を語る證左でなくて、むしろその知性能力の頽廢を語る證左であるといふことである。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
そのくせ肝腎の問題たる翻訳の可能性に就いては、少しも良心のある弁証をしないで、単に子供らしく単純に可能だと言ひ張るばかりで、議論外の題目たる小宮氏の語学力などを、ひどく悪辣な調子で罵つてゐる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
○○百貨店○○支店の一行は和服が多く、此方は藝者を揚げて三絃の音を響かせて居るが、肝心の本職の藝者の歌謠の節※はしが大分危なつかしく、寧ろ御客の中に一人いゝ聲を出すのが居て、それがやゝもすると外れかゝる調子を引戻して居るのは面白い。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
今からその時に備えるのが、何よりも肝要である。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
大阪の天王寺の五重塔が倒れたのであるが、あれは文化文政頃の廃頽期に造られたもので正当な建築法に拠らない、肝心な箇所に誤魔化しのあるものであったと云われている。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
しかし何よりも先ず事実の方から確かめてかかる事が肝心であるから、万一読者の中でそういう現象を目撃した方があったらその観察についての示教を願いたいと思う次第である。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
この薬剤を飲ませまた皮下に注射すると肝臓の機能を害して中毒の症状を起すが、その蒸気を呼吸させると体内の蛋白質の分解を促し却って肝臓の機能を興奮させる。
— 寺田寅彦 『「万年筆」欄より』 青空文庫
作例 · 標準
居酒屋で新鮮な鶏の肝を頼んだら、とても美味しかった。
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肝機能の検査結果が気になって、病院へ行った。
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魚の肝は栄養豊富だと聞くけれど、ちょっと苦手だ。
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標準
courage
作例 · 標準
「よくやった!あの状況で一歩も引かないとは、お前に肝が据わっているな。」
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失敗を恐れず、新しい企画に挑戦する肝の座った若者だ。
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彼はとっさの判断で皆を救った。あの時の肝の据わり方は見事だった。
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標準
crux
作例 · 標準
プレゼンの肝は、いかにシンプルにメッセージを伝えるかだ。
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この問題の肝は、根本的な原因を突き止めることにある。
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彼の話は回りくどくて、結局何が肝なのか分からなかった。
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ウィキペディア曖昧さ回避
肝(かん、きも)は、 臓器 「かん」。現代医学における臓器のひとつ。肝臓。 「かん」。東洋医学における五臓のひとつ。肝 (五臓) 「きも」。人間または動物の肝臓。しかし、「心臓」を指すと思われる使い方や、内臓全体を指すこともある。 肝心 肝心(かんじん)や肝心要(かんじんかなめ)の意。 上記から肝心と言わず、単に肝といい、物事における重要なことや、主題や主体を引きたてるための要因を喩える言葉としても使われる。例として「この物語の肝は(彼女・トリック)だ」、「この機械の肝は(伸縮機講・遊星歯車)だ」のように使われる。
出典: 肝 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0