幻辞.com

大火事

おおかじ
名詞
1
標準
large fire
文例 · 用例
やあ、燃える、燃える、大火事だ。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
大地震、大火事の最中に、暴徒が起って東京中の井戸に毒薬を投じ、主要な建物に爆弾を投じつつあるという流言が放たれたとする。
寺田寅彦 流言蜚語 青空文庫
そうして、やがて夜になると、そうした塵の大群は、われもわれもと大空に匐い上って、都の光明を雲の上まで高く高く吸い上げて、夜もすがらの大火事を幻想させる一方に、愚かしい山々や森林の形を地平線上に浮き出させて、力ない、疲れ切った農民の眠りを見守らせているのだ。
夢野久作 青空文庫
その上に大地震があり大火事がある。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
ある日大火事があってこの家の人が逃げ出す時、衣服と一緒に小さな鞄を大きな鞄の中に入れて逃げ出しました。
夢野久作 二つの鞄 青空文庫
――姉さんが来て、今日は火が燃える、大火事があって危ないから、早仕舞にしてお帰りなさい。
泉鏡花 朱日記 青空文庫
唐の都でも、皆なが不思議がっておりますると、その日から三日目に、年代記にもないほどな大火事が起りまして。
泉鏡花 朱日記 青空文庫
お隣が大火事だア」 右門の叫ぶ声に合わせて、必死と伝六も叫びました。
身代わり花嫁 右門捕物帖 青空文庫