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印画

いんが
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
(photographic) print
文例 · 用例
火が、ぴしぴし、音を立てて、盛に燃え出すと、樺の立木の葉が、鮮やかに、油紙の屋根に印して、劃然とした印画が炙り出される。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
暁を思わせるうす紅色で、雨気を含んだ虚空に、浸み透るように、暈して描かれた自分たちの印画は、この大なる空間を跨いで、谷間へと消え落ちた。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
その日の事を特に強い印象として焼き付けるだけの「光線」があったであろう、その光線はとうの昔に消えて、一枚の印画だけが永久に残っているのである。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
こういうものの並んでいる間に散点してまた実に昔のままの日本を代表する塩煎餅屋や袋物屋や芸者屋の立派に生存しているのもやはり印画記録の価値が充分にある。
寺田寅彦 カメラをさげて 青空文庫
レンズが肉体に化した木崎の写真は、印画紙からニヒリズムの体臭が漂うくらい、個性が強く、彼のねらう構図にはつねに夜が感じられて、ふとデカダンめいたが、今夜の陽子と茉莉の写真も「夜のポーズ」という彼の好みのテエマにふさわしかった。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
だが、写真といえば写真器械によって撮影され現像されたもの、ハイカラにいえば印画のことだろう。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
これまでなら、絵は紙やキャンバスの上、写真は印画紙、動画はフィルムやビデオテープ、音はレコードやCDと、それぞれ専用の〈器〉におさめられていた。
富田倫生 本の未来 青空文庫
一字一字印画紙に文字を撮影していく写植オペレーターの都合を考えて、そんなときは、変化する字詰めに合わせて区切りを入れた原稿用紙に文章を書き写したりしました。
富田倫生 本の未来 青空文庫
作例 · 標準
旅行の思い出に、現像した写真をアルバムに貼って、立派な印画集を作ろう。
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昔は写真屋さんに頼んで、一枚一枚、印画紙から現像してもらっていたんだ。
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「わあ、この印画、すごく綺麗に仕上がってる!」彼女は満足そうに言った。
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スナップ写真ではなく、芸術的な印画として飾りたい作品がある。
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