雪解け水
ゆきどけみず
名詞
標準
snowmelt
文例 · 用例
岩にかじり付いて、雪解け水に咽喉をしめすと、汗にびっしょりなった身内がぞくぞくして、もうこのまま死ぬんではないかと思われた。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
私達は十足と歩くと、もう耐らなくなって、片頬を岩にくっつけて、蛭のように雪解け水に吸いついては、また思い出したように、ふらふらと二足三足下り初める。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
岩山には、雪解け水がじとじととして、只さえ辷り易いのに、身体は利かないから、今考えると痩我慢を張り通したのだが、人間は外に仕方がないとなれば、どんな事でもやってのけられると思う。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
銚子口や江戸口から、海で育った小鮎が淡水に向かう三月下旬から、四月中旬へかけては、雪解け水の出はじめた頃で、それよりも、もっとも水温が低いのである。
— 佐藤垢石 『水と骨』 青空文庫
スイスでも、最近のことであるが、アルプス全山に積った雪の雪解け水を利用して、大発電事業を起そうといって、調査が始められている。
— 中谷宇吉郎 『大雪山二題』 青空文庫
目方は雪がとけて水になっても変らないから、雪の目方を測っておけば、雪解け水の量も分ることになる。
— 中谷宇吉郎 『雪は資源である』 青空文庫
さては本当に写真をとってくれたらしいと、大いに勇気を鼓舞されて、引きつづいて、雪解け水の流出測定をつづけてやっていた。
— 中谷宇吉郎 『雪は資源である』 青空文庫
都市における四月の雪は、煤煙と馬糞とにまみれ、それに雪解け水が加わり、街行く人の足をはばむ。
— 中谷宇吉郎 『雪三題』 青空文庫
作例 · 標準
春には雪解け水が豊富に流れ出す。
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この地域は雪解け水を利用して農業を行っている。
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山から流れる雪解け水はとても冷たい。
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