天爵
てんしゃく
名詞
標準
true merit
文例 · 用例
爵位が無くても、天爵というものを持っている立派な貴族のひともあるし、おれたちのように爵位だけは持っていても、貴族どころか、賤民にちかいのもいる。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
天爵的に貴族となつた報に受る不文の刑罰である。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
遂命工部督工官羅天爵。
— 桑原隲藏 『創建清眞寺碑』 青空文庫
工部差督工官羅天爵監造。
— 桑原隲藏 『創建清眞寺碑』 青空文庫
天爵的に貴族となった報に受ける不文の刑罰である。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
ポーロがダマスコへ行った時は人を沢山つれて行き、三年たって帰った時はスッカリ別になって一人で何も持たずに帰り、人権をのみ重んじてゐたのが、三年の後には天爵、神の力を尊敬する様に変った。
— 知里幸恵 『日記』 青空文庫
それゆえ、感度の高い舌を持ち合わせているということは、天幸であり、天爵であり、天恵である。
— 北大路魯山人 『料理も創作である』 青空文庫
岡千仞始の名は振衣、字は天爵、一にまた千仞という。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は高い地位には就かなかったが、その人柄と功績は天爵に値すると評価された。
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「天爵」とは、爵位や名誉といった人為的なものではなく、天から与えられた徳を指す言葉だ。
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彼の無私の奉仕の精神は、まさに天爵を備えた人物のそれだった。
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