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本陣

ほんじん
名詞
1
標準
troop headquarters
文例 · 用例
どちらも、後方の本陣へ伝令を出すこともなく、射撃を開始することもなく、その日はすぎてしまった。
黒島傳治 前哨 青空文庫
第一夜は小田原の「本陣」で泊まったが、その夜の宿の浴場で九歳の子供の自分に驚異の目をみはらせるようなグロテスクな現象に出くわした。
寺田寅彦 蒸発皿 青空文庫
さて叔父さんたちの持ち場も定まって、今井の叔父さんは、今鹿の逃げて行った方の丘を受け持つ事になったから僕は叔父さんと二人してほとんど足も入れられないような草藪の中をかき分け踏み分けやっとの思いで程よいところに持ち場の本陣を据えた。
国木田独歩 鹿狩り 青空文庫
」「いや、その串戯じゃない、御本陣式、最上等の座敷の意味だ。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
古の本陣と云ふ構への大きな建ものは、寂然として居る。
泉鏡太郎 魔法罎 青空文庫
世間は俺が黒幕の外で振りかざして居る旗印を目標として、そこには俺の本陣があるかの如く思違へて殺到する。
平出修 瘢痕 青空文庫
俺は時折かうは思ふものの、もしそれが敵からの諜者であつて、親切らしく慰の詞をかけながら、何の守も、何の用意もない俺の本陣の本統の状況を見きはめて行つて、世間にそれをおつぴらに云ひ散らされたときは、俺の第一防禦線は一支もなく潰える。
平出修 瘢痕 青空文庫
それから清水港を通つて、江尻へ出ると、もう大分以前に成るが、神田の叔父と一所の時、わざとハイカラの旅館を逃げて、道中繪のやうな海道筋、町屋の中に、これが昔の本陣だと叔父が言つただゞつ廣い中土間を奧へ拔けた小座敷で、お平についた長芋の厚切も、大鮪の刺身の新しさも覺えて居る。
泉鏡太郎 雨ふり 青空文庫
作例 · 標準
敵軍の急襲を受け、本陣を守っていた兵士たちは必死に応戦した。
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総大将は小高い丘の上に本陣を構え、戦況を冷静に見極めながら指揮を執った。
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本陣が陥落したという知らせが届くと、軍全体の士気は一気に低下した。
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2
標準
inn designated for use by a daimyo (Edo period)
作例 · 標準
旧街道沿いには、かつて大名が宿泊した本陣の建物が今も保存されている。
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本陣に泊まることができるのは、大名や公家、幕府の役人などの特権階級に限られていた。
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本陣の門構えは非常に立派で、当時の宿場町において特別な存在感を放っていた。
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ウィキペディア

本陣(ほんじん)は、 江戸時代以降の宿場で、身分が高い者が泊まった建物。大名や旗本、幕府役人、勅使、宮門跡らが利用した。「大旅籠屋」(おおはたごや)とも。原則として一般の者を泊めることは許されておらず、営業的な意味での「宿屋の一種」とはいえない。宿役人の問屋や村役人の名主などの居宅が指定されることが多かった。また、本陣に次ぐ格式の宿としては脇本陣があった。

出典: 本陣 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0