心友
しんゆう
名詞
標準
bosom friend
文例 · 用例
心友としての男女の友誼の存在を信じていた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
朝倉景澄、この時秘かに心友に向い、山中城は昨年以来相当に修繕はしてあるが、秀吉の大軍にはとても長く敵することは出来ぬ、今我等宿将を此処に差し向けるのは、爪牙の臣を敵の餌食にする積りだろうと云って歎じたと云う。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
昔から仏教では、この一句を「法身偈」または「縁起偈」などといっていますが、彼はこの言葉を聞くなり、決然として、永い間、自分の生命とも頼んでおった、婆羅門の教えをふり捨てて、ただちに心友の目連尊者といっしょに、釈尊のみ許に馳せ参じ、ついに仏弟子となったのであります。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
敦賀にはなつかしき人が数名居る、皆謂ふ所の心友だ。
— 東海道線 『旅日記』 青空文庫
緑平さんの深切に甘えて滞在することにする、緑平さんは心友だ、私を心から愛してくれる人だ、腹の中を口にすることは下手だが、手に現はして下さる、そこらを歩い見たり、旅のたよりを書いたりする、奥さんが蓄音機をかけて旅情を慰めて下さる、――ありがたい一日だつた、かういふ一日は一年にも十年にも値する。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
霞亭は京都に学んだ頃、心友韓凹巷を獲、又|長孺、仲彜、遠恥の三人と交つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
どうするかね、これは……」 烏啼の心友は、ひどい猫背を一層丸くしてしばらくじっと考えこんでいたが、やがて彼は黒眼鏡の奥に、かっと両眼を開き、両手をぽんと打った。
— 烏啼天駆シリーズ・3 『奇賊悲願』 青空文庫
近う寄れ」 そこでかの心友は猫背を一層丸くして、烏啼の耳に何事かを囁いたのであった。
— 烏啼天駆シリーズ・3 『奇賊悲願』 青空文庫
作例 · 標準
彼女とは出会ってすぐに心友になれた。
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辛い時も楽しい時も、いつも心友がそばにいてくれた。
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私の心友は、どんな秘密も打ち明けられる唯一の存在だ。
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