金属板
きんぞくばん
名詞
標準
metal plate
文例 · 用例
すなわち送ろうと思うものが写真ならば、これを薄い金属板に焼付けこれを前のコルン式同様に円筒に巻く。
— 寺田寅彦 『写真電送の新法』 青空文庫
そして尖った針の先をこの円筒に触れしめ、この針より金属板を通じて電流を送りこの電流を目的地に送る。
— 寺田寅彦 『写真電送の新法』 青空文庫
ベルリンの美術館などの入口の脇の壁面に数寸角の金属板が蝋燭立かなんかのように飛出しているのを何かと思ったら、入場者が吸いさしのシガーを乗っけておく棚であった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
この金属板を張った構内の壁の全面には、修道僧の気味の悪い迷信が生みだした恐ろしく厭わしい意匠の画が、不器用に描きなぐってあった。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
電極というのは金属板で出来ていまして盆のように丸い平べったい板です。
— 海野十三 『科学が臍を曲げた話』 青空文庫
藤村詩碑は立派なものである、藤村自身書いた千曲川旅情の歌が金属板にしてある、その傍の松の木が枯れかけてゐるのは寂しかつた、……雲白く遊子かなしむ……旅情あらたに切なるを感じた。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
金属板の上には、やはり薄彫りになった文字がつらなっていた。
— 海野十三 『三十年後の東京』 青空文庫
この底のBとしるした金属板を焼ききると、その中には電気のプラグがある。
— 海野十三 『三十年後の東京』 青空文庫