前代
ぜんだい
名詞
標準
previous generation
文例 · 用例
即ち前代プランが漸く陳腐に感じられつつある。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
附近一帯の水涸れで、工面のいい家は、どん/\井戸を掘り下げたり、水道を引いたりして、文字通り「涼しい顔」をしてゐられるのであるが、この埃の溜つた井戸の使用者は借家人であり、その家主は、前代は財布の紐で首でも吊つたんではないか、と疑はざるを得ない吝ん坊なのである。
— 葉山嘉樹 『井戸の底に埃の溜つた話』 青空文庫
かように箇々の音の変化によって、あるいは数を増しあるいは数を減じ、あるいは一の音が他の音になって、前代とはちがった音韻組織が生ずるのである。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
これらの音が平安朝においては濁音二十を除いて四十八音から四十七音、更に四十四音と次第に減少し、音の構造も、大体五種の母音と九種の子音を基礎として、母音一つか、または子音一つと母音一つから構成せられるようになって、前代よりも単純化したのである。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
しかしその時刻にはもうあの恐ろしい前代未聞の火事の渦巻が下町一帯に拡がりつつあった。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
なぜならば今日我々の意味する詩は、第二期に於て始めて完成された上に、後の北原氏や三木氏等の詩句スタイルが、著るしく前代の影響を受けてゐるからである。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
(F・O)前代未聞の定九郎いなせな定九郎男ッ振りの善い定九郎よ実に無類千両!
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
その時代の支那は前代の唐時代よりやや衰えたとはいえ仏教隆盛国として、我国から時々留学を志して渡支致しました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
この技術革新は、前代には考えられなかったことだ。
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彼は前代の偉大な芸術家たちの作品から多くを学んだ。
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現在の若者は、前代とは異なる価値観を持っている。
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