間紙
あいがみ異読 あいし
名詞
標準
paper put between newly completed prints to prevent the ink from smudging
文例 · 用例
2 これも榛原の主人の話だが、小間紙をたつ職人がやはり地震の時、牛めし屋になつてゐるので、就いてきくと、たち庖丁を燒いたので、その邊の出來合では間にあはず、堺までいつて自分で自分の腕に合ふのを買ひにゆく旅費はなし、身に染みない仕事をするより、いつそ牛めし屋の方が氣樂ですからと、言つたと言ふ。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
ご覧のとおり、この名刺はできたての物とは違って、長い間紙入れか何かの中に入れられていたような状態を呈していますから、たぶん大村氏自身が作られた名刺だと考えるのが至当だと思います。
— 小酒井不木 『墓地の殺人』 青空文庫
欧州の情勢は一触即発といはれ、和戦の間紙一枚といはれるが、ほんたうに戦争が勃発するかどうか、神さまだけが知つてござる!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
市史の記録によれば(以下譯者註) この事件に關する記事はその後數ヶ月間紙上でその調査の進展を發表しつづけてゐるが、原文の編者アルベルト・モルデル氏によれば、審理の結果はシンシナアテイ市史の一つに次の如く記録されてゐる。
— VIOLENT CREMATION 『無法な火葬』 青空文庫
此間紙入を落した時十二文の見料を出して訊くと、水に縁があり、木に縁があるところを搜せといふから、一生懸命ドブを引つ掻き廻して居ると、叔母さんが佛壇の中から見付けてくれましたよ。
— 密室 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
刷り上がったばかりのポスターに裏移りが生じないよう、一枚ずつ丁寧に間紙を挟んでいく。
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木版画の製作工程において、摺り上がった紙を重ねる際は、色の混着を防ぐために間紙を使い分ける。
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「インクがまだ完全に乾いていないから、そこに間紙をしっかり敷いておいてください。」
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貴重な古地図や写真の保存には、ページ同士の固着や酸性劣化を防ぐための特殊な間紙が欠かせない。
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