窪む
くぼむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞頻度ランク #33215 · 青空 344 例
標準
to cave in
文例 · 用例
朝起きると、お庄は赤い襷をかけ、節のところの落ち窪むほどに肉づいた白い手を二の腕まで見せて塗り壁を拭いたり、床の間の見事な卓や、袋棚の蒔絵の硯箱などに絹拭巾をかけたりした。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
六一―六三我等少しくかしこを離れしとき、我は山の窪みてあたかも世の大溪の窪むに似たるところを見たり 六四―六六かの魂曰ふ。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
春水をたゝけばいたく窪むなり二月十六日 物芽会。
— 高浜虚子 『五百五十句』 青空文庫
このような流れが海の底の敷居を越える時には、丁度|橋杙などの下流が掘れくぼむと同じような訳で、敷居の下流のところがだんだんに深くなったのであろうという説があります。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
ただいささかの子の病にも、その母の眼はくぼむではないか。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
干潟にくぼむ蜑が子の足占のあとにたたへつるなごりに映る影みれば、やつれにけりな、わがかほの。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
これから思う存分に眠るのだ、大地のくぼむほど寝つくのだ、という慾望が何よりも先にこの人の心に起ったのは、今まで身を労することは少なかったとはいえ、その生涯は、ほとんど波に任せてただようと同じことの生涯で、夜半夢破れた時は、いつも枕の下に波の声を聞かぬこととてはない。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
真砂にくぼむあなうらの、古き印にひたりては、すべてを観ず哀愁の、心も千々に味ひぬ。
— 漢那浪笛 『小曲二十篇』 青空文庫
作例 · 標準
重い食器棚をどかしてみると、カーペットが家具の重みで四角く深く窪んでいた。
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老人の頬は長患いのためにげっそりと窪み、元気だった頃の面影はどこにもなかった。
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道路の舗装が劣化して大きく窪んでいる箇所があり、自転車で通るのは非常に危険だ。
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