良家
りょうけ異読 りょうか
名詞
標準
good family
文例 · 用例
僕は比較的良家の生れ、子供の時に甘やかされて育った為に、他人との社交について、自己を抑制することができないのである。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
言はば中産階級の温良な良家の娘をみるやうに、どこか親しみのある線の柔らかい自然である。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
良山良家の年頃の娘でさえあれば、一応、口をかけて問合わされる在り来りのものに過ぎなかった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
けれども家へ帰って家庭の人となる時は、まるで別人になっておとなしい良家の娘になる。
— 岡本かの子 『現代若き女性気質集』 青空文庫
相当な身柄の家に育つただけに青木さん夫婦は相方共に品のいい十人|並な容姿の持主で、善良な性格ながらまた良家の子らしい、矜|持と、幾らか見えを張るやうな※質もそなへてゐた。
— 南部修太郎 『夢』 青空文庫
幸いにして東京に良家のあるありて、彼女のために適所を供さば、たんに心身の更生を僥倖しうるのみならず、その生得の才能を発揮するの機縁に遇いうるやも計るべからず。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
うらぶれし良家の女の、父の病氣なるに、夜半に醫を乞へる道なりけり。
— 泉鏡太郎 『婦人十一題』 青空文庫
渠はもとよりこの女をもって良家の女子とは思い懸けざりき、寡なくとも、海に山に五百年の怪物たるを看破したりけれども、見世物小屋に起き臥しせる乞食芸人の徒ならんとは、実に意表に出でたりしなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、礼儀作法がしっかり身についている、良家の出身だとすぐに分かった。
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彼は良家の生まれだが、それに驕ることなく誰にでも謙虚に接する。
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昔の小説には、貧しい青年が良家の子女と恋に落ちるという筋書きがよくある。
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