葺き
ぶき
接尾辞頻度ランク #44396 · 青空 97 例
標準
roofing
文例 · 用例
」 ――彼は、内地の茅葺きの家を思い浮べた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
茅葺きの家も、囲炉裏も、地酒も、髯みしゃの親爺も、おふくろも――それらは安らかさと、輝かしさに満ちている――すべてが自分から背を向けて遠くへ飛び去ってしまった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
屋根はスレート葺きだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
戸数五百に足らぬ一筋町の東の外れに石橋あり、それを渡れば商家でもなく百姓家でもない藁葺き屋根の左右|両側に建ち並ぶこと一丁ばかり、そこに八幡宮ありて、その鳥居の前からが片側町、三角餅の茶店はこの外れにあるなり。
— 国木田独歩 『置土産』 青空文庫
前の譬えに比較してみますと、こちらは、無理なことをして温泉行きなどせずに、只今の住みにくいこの我が住家について、どこが住みにくいのか、襖が破れていたら張り替えもしよう、雨漏りがしていたら、穴も葺き防ごう。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
うしろに小高き山を負いて、その裾の低地に藁葺きの炭焼小屋。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
……までは、よっぽど面白かったが、間もなく横のトタン葺きの小舎から、幽霊のように痩せ細った西村さんのお母さんが、白い湯もじ一貫のまま、ヒョロヒョロと出て来た姿を見ると、みんな震え上がってしまった。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
速力計の針が六十五|哩と七十哩の間をちらちらすると、車全体が唸る生きものになって、広いアスファルトの道は面前に逆立ち、今まで眼にとまっていた榕樹の中の草葺きの家も、椰子林の中の足高の小屋も、樹を切り倒している馬来人の一群も、総て緑の奔流に取り込められ、その飛沫のように風が皮膚に痛い。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
作例 · 標準
田舎に帰ると、昔ながらの茅葺き屋根の家がまだいくつか残っていた。
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台風でトタン葺きの小屋が吹き飛ばされそうになり、慌てて補強に向かった。
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新しく建てた茶室は、美しい檜皮葺きの屋根が特徴的だ。
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