偽足
ぎそく
名詞
標準
pseudopodium (temporary protrusion of an ameboid cell)
文例 · 用例
雲取山 平地に波瀾を起した幾多の小山脈が、彼方からも此方からもアミーバの偽足のように絡み合って、いつとなく五、六本の太い脈に綜合され、それが更に統一されて茲に初めて二千米以上の高峰となった者が雲取山である。
— 木暮理太郎 『秩父の奥山』 青空文庫
これはひれ足、ひれ、ないし偽足で、十億年から五ないし六千万年前の層から出た岩に圧痕を遺したもの。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
偽足の大きさは減少し、形態学的にも総じて粗雑化・単純化していた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
海中では一部には――側方にある海百合状の腕によって――泳いだりまた一部には偽足をもつ下部の触手層によってのたくったりして移動していた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
陸上では局所的な移動には偽足を用いたが、しばしば翼によって相当高くまた遠くへ飛行した。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫