義足
ぎそく
名詞頻度ランク #41497 · 青空 168 例
標準
artificial leg
文例 · 用例
これと同じ白衣着けたる連れの男は顔長く頬髯見事なれど歩み方の変なるは義足なるべし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
母親のアンナ・スラビナがセルビア戦争をモスクワで洗濯していたころ、可憐なニコロは機関銃と義足とスラビナの涙のうちに生長した、そのころ既に彼女には天分がめぐまれていたのだ。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
それは、始め火をつけたようにくゎッ/\と燃え立っていたが、今では反対に冷え切って義足のように感覚も温度もなかった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
夫は右足を砲弾の破片で傷けられ、切断されて一度帰って来ましたが義足で歩けるようになると再び召集されました。
— 岡本かの子 『母と娘』 青空文庫
鼠大理石が銀の肋骨を露出してマホガニーの木理の義足で立っているテーブル。
— 岡本かの子 『バットクラス』 青空文庫
けれどもお葉は色々道具と共に荷車の上につまれた義足のことを悲しく考へたのである。
— 素木しづ子 『三十三の死』 青空文庫
白い袋に入れられた義足がしちりんやお釜の側に積まれたのを、彼女は竹垣によつて見てゐる時瞳が曇つて來た。
— 素木しづ子 『三十三の死』 青空文庫
見えたにしたつて、誰れもお孃さんの義足だつて知る奴ありませんからね。
— 素木しづ子 『三十三の死』 青空文庫