既卒
きそつ
名詞-の形容詞名詞
標準
previously graduated
文例 · 用例
斯うしてゐては駄目だ、彼はさう思つて又むつくり起き上つて、妻の傍にひきそつて子供に近づいて見た。
— 有島武郎 『An Incident』 青空文庫
けれども男が花々しく花柳界へ出入して居る間は、女の方でも油断はなく附きそつて居なければならなかつた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
嬢様は帰るに家なく世に唯一人となつて小児と一|所に山に留まつたのは御坊が見らるゝ通、又那の白痴につきそつて行届いた世話も見らるゝ通、洪水の時から十三|年、いまになるまで一|日もかはりはない。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
思ふ子の額にさかづきそつと透かして、ほれぼれと、ちらちらと、薄荷酒をのめば、緑は沁みて、ゆめのゆめ、黒いその眸に啜り泣く、わたしのこころ、薄荷ざけ。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−福田平八郎論 福田平八郎氏と堂本印象氏の、これまでの画壇的な経歴といふものを比較してみると、そこに対蹠的な興味を湧かすことができる、それは印象氏、平八郎氏の、初期の時代に、そゞろに画業の覇をきそつたことを想ひ起こすことができるからである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
そしてそこの場面をかの『金色夜叉』に書き入れたので、今では評判になつて、多くの人々がきそつてそこへ行くが、そしてその場所では一等の家に廣がつたが、土地の人はいまだに清琴樓(紅葉がつけたも同樣の名)など云はれても氣が付かないで、何とか屋と元の名でなければ分らないとのことも話にのぼつた。
— 岩野泡鳴 『鹽原日記』 青空文庫
新婚旅行へ出る仕度でもするのだらう、花嫁につきそつて、美容師が三人、花嫁の袂をささげて歩いて來た。
— 林芙美子 『或る女』 青空文庫
――昔、この村に古い狐が住んでゐて、それが人知れず毎晩のやうに數年まへ武家に殺害せられた或遊女の墓のほとりをさまよひ、ときどきそつとそれに近づいてはそれを舐めてやつてゐた。
— 堀辰雄 『ふるさとびと』 青空文庫
作例 · 標準
この求人は、新卒だけでなく既卒の方も応募可能です。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は既卒で入社したが、すぐに新しい環境に順応した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
多くの企業が、経験のある既卒者を積極的に採用している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
既卒向けの就職説明会には、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash