銀行家
ぎんこうか
名詞
標準
banker
文例 · 用例
他の電話申込人等はそんな事とは知らず、待てども待てども順番が来ぬ、殊にパリの銀行家など一刻を争う経済上の交渉をひかえているので気は気でない。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
芸妓屋が六七軒に、旅館以外の料亭と四五軒の待合がお出先で、在方の旦那衆に土地の銀行家、病院の医員、商人、官庁筋の人たちが客であった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
お安くないなかと知って、みんながわいわい囃すので、銀子も銀行家の座敷へ逃げて来たが、広間で呼ぶ声がしきりに聞こえ、女中も呼ぶので再び出て行き、陽気に三味線などひいてわざと躁いだ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
ハハハハ」 可哀相にスッカリ気まりが悪くなった銀行家は、法螺丸の俥引きにも劣るというミジメな烙印を捺されて、スゴスゴと帰って行く。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
あなたは、俺はお前の銀行家だってそうおっしゃったじゃアないの。
— THE YELLOW FACE 『黄色な顔』 青空文庫
――銀行家って、何にお金を使うかなんて訊ねるものじゃないのよ、分かったでしょう」 と、彼女は冗談にまぎらせて答えました。
— THE YELLOW FACE 『黄色な顔』 青空文庫
私は銀行家を信用したことはまだ一度もありません。
— コナンドイル 『入院患者』 青空文庫
だが彼女の家柄にたいする矜持はとうとう彼女に彼をすてさせて、かなり有名な銀行家で外交官であるルネル氏という男と結婚することを決心させたのであった。
— THE PREMATURE BURIAL 『早すぎる埋葬』 青空文庫