金融業
きんゆうぎょう
名詞
標準
finance business
文例 · 用例
一方、忠一の方は兼業の金貸しを発展させて金融業の事務所を作り、小さな地方銀行まで設立させていた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
馬場内務大臣が企画庁長官に就任することによって、賀屋財政の名目の下に純然たる馬場財政が復活しそうだということは、流石に一部金融業者を刺激したので、遂に広田外相の長官就任とならざるを得なかったようなわけで、今の処何とか表面の摩擦は回避されている。
— 戸坂潤 『近衛内閣の常識性』 青空文庫
農業・商業・金融業の貸借対照表もこれに類似したものである。
— ELEMENTS D'ECONOMIE POLITIQUE PURE OU THEORIE DE LA RICHESSE SOCIALE 『純粋経済学要論』 青空文庫
マンドビル学寮に経済学の新講座を設立するため各国の金融業者や実業界の大立物が援助している計画を援助しにきたのであつた。
— THE CRIME OF THE COMMUNIST 『共産主義者の犯罪』 青空文庫
「何をする人ですか」「宿帳には金融業と書いてございますが」「金融業……金貸だね」 有難うと云って祐吉は外へ出た。
— 山本周五郎 『天狗岩の殺人魔』 青空文庫
多くは徳政を標榜して、酒屋・土倉・寺院等当時の金融業者を襲撃し、借銭の破棄、売買の取消し、質物の掠奪などを行ったのである。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
しかし武士たちが金融業者を保護して鎮圧に乗り出してくると、民衆はおのずから武士たちと戦うことになる。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
管領畠山持之は、洛外にある土倉、即ち金融業者の資産を洛中に移させようと試みたが、そのため反って民衆の憤激を煽った。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫