細書
さいしょ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
writing with small letters
文例 · 用例
その夜十時頃までも稲垣は帰り来らず、もはや詮方なしとて、それぞれ臥床に入りしが、妾は渡韓の期も、既に今明日に迫りたり、いざさらば今回の拳につきて、決心の事情を葉石に申し送り、遺憾の念なき旨を表し置かんと、独り燈下に細書を認め、ようよう十二時頃書き終りて、今や寝に就かんとするほど、稲垣は帰り来りぬ。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
その後犬どもが林中で倒れた小馬を見付け襲い殺して食ってしまったので、諸獣これを訴え犬ども有罪と決したが、犬どもかの免状に倒れた動物を食うを許すとあったばかりで、死んだ活きたの明細書がなかった由を拠として控訴した。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その設計書と経費の明細書とが、博士の上役にあたる博物館長あてに差出された。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
特許出願するについては、明細書というものを書かなければならんのですからね」「秘密なことはいえない」「つまり、どこにどういうふうに、その新規の腕を取り付けるかということについて、実際的な内容を説明しないと……」「そんなことは、書かんでもいいです。
— 海野十三 『特許多腕人間方式』 青空文庫
きょうは、いよいよ、依頼者田方堂十郎氏のために、三本腕の発明の明細書を書く決心であった。
— 海野十三 『特許多腕人間方式』 青空文庫
この百円紙幣と、話をしながら、依頼の件について出願用の明細書を書こうというのであった。
— 海野十三 『特許多腕人間方式』 青空文庫
しかし会社は、高い給料を払っているこの発明者をして、特許明細書の原稿や図面を書かせるため貴重な時間を浪費させなくてすむから、たいへん利益です。
— ――佐野昌一氏訪問記―― 『名士訪問記』 青空文庫
あの男、こないだの遠足の明細書をまだまだ学級経済委員へ出さないのよ。
— 宮本百合子 『ワーニカとターニャ』 青空文庫
作例 · 標準
達筆すぎて、その細書された文字を読むのに苦労したよ。
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彼は小さな紙に、まるで絵を描くように細書していった。
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重要な箇所は、虫眼鏡を使わないと読めないほど細書されていた。
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標準
detailed writing
作例 · 標準
事件の真相を解明するため、彼の残した細書を徹底的に調査した。
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教授は、その植物の特性について細書にわたる記録を残していた。
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この複雑な機械の操作マニュアルは、もっと細書であるべきだ。
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