すすり泣く
すすりなく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to sob
文例 · 用例
たとえば、すすり泣く女の肩の運動でも、実際の比例よりも郭大された振幅で行なわれる。
— 寺田寅彦 『生ける人形』 青空文庫
詩人は、自分の心のすすり泣く声が、聞えるような気がしました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『ペンとインキつぼ』 青空文庫
いま私の心は涙でぬぐはれ閉ぢこめたる窓のほとりに力なくすすり泣くああこのひとつのまづしき心は なにものの生命をもとめなにものの影をみつめて泣いてゐるのかただいちめんに酢えくされたる美しい世界のはてで遠く花見の憂鬱なる横笛のひびきをきく。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
時にふと盃杯を投げてすすり泣くいとほしやと母も流石思へり。
— 萩原朔太郎 『短歌』 青空文庫
俳優で言えば、彦三郎、などと、訪客を大いに笑わせて、さてまた、小声で呟くことには、「悪魔はひとりすすり泣く。
— 太宰治 『一日の労苦』 青空文庫
続いてすすり泣く声が聞えたが、その真先だったのは、お蔦のこれを結った、髪結のお増であった。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
ジプシイの郷愁がすすり泣くようなメロディとなって、弦から流れた。
— 織田作之助 『道なき道』 青空文庫
四十年十二月 なわすれぐさ面※のにほひに洩れて、その眸すすり泣くとも、――空いろに透きて、葉かげに今日も咲く、なわすれの花。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
作例 · 標準
部屋の隅で膝を抱えてすすり泣く彼女を見て、何と声をかけて良いか分からなかった。
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幼い弟は、大事にしていたおもちゃを壊されて、いつまでもすすり泣いている。
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真っ暗な教室で一人すすり泣く声がした、という怪談話がある。
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