兵営
へいえい
名詞
標準
barracks
文例 · 用例
彼等は、ある丘の、もと露西亜軍の兵営だった、煉瓦造りを占領して、掃除をし、板仕切で部屋を細かく分って手術台を据えつけたり、薬品を運びこんだりして、表へは、陸軍病院の板札をかけた。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
兵営から病院へ、凍った丘の道を栗本は辷らないように用心しい/\登ってきた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
彼は、内地から着いた手紙や、慰問袋を兵営から病院へ持ってきた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
共同出兵と云っている癖に、アメリカ兵は、たゞ町の兵営でペーチカに温まり、午後には若い女をあさりにロシア人の家へ出かけて行く。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
意地の悪い眼を光らせ、日本の兵営附近を何回となく行き来した。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
農村の青年たちは、鍬や鎌を捨て、窮乏と過労の底にある家に、老人と、幼い弟や妹を残して、兵営の中へ這入って行かなければならない。
— 黒島傳治 『入営する青年たちは何をなすべきか』 青空文庫
そして、新しく這入ろうとする兵営の生活に対する不安と、あとに残してきた、工場や農村の同志、生活におびやかされる一家のことなどを、なつかしく想いかえす。
— 黒島傳治 『入営する青年たちは何をなすべきか』 青空文庫
兵営は暗く、新しく着せられるカーキ色の羅紗の服は固ッくるしい。
— 黒島傳治 『入営する青年たちは何をなすべきか』 青空文庫
作例 · 標準
高い塀に囲まれた兵営の奥から、早朝の訓練に励む兵士たちの声が聞こえる。
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兵営の入り口には、銃を手にした歩哨が鋭い目つきで立っている。
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休暇を終えた新兵たちは、重い足取りで郊外にある兵営へと戻っていった。
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