草莽
そうもう異読 そうぼう
名詞頻度ランク #41017 · 青空 53 例
標準
commoner
文例 · 用例
しかし、それが縁付くとなると、草莽の中に鄙び、多産に疲れ、ただどこそこのお婆さんの名に於ていつの間にか生を消して行く。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
第三段抑々蒙古ときこゆるは草莽にして胡沙を馳駆し、万里北に蔓つて勢漢土に臨むや、金を滅し、宋を傾け、余威高麗に及んではしばしば本朝をもうかがふ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
岡田寒泉の墓は、栗山の墓の前方、雜木草莽の中に孤立す。
— 大町桂月 『豐島ヶ岡』 青空文庫
と云うことになって見れば、止むを得ず、新進作家なるものは、草莽の間から見付けなければならない。
— 国枝史郎 『日本探偵小説界寸評』 青空文庫
板垣退助を隊長とする官軍に属する医者の息子である一人の青年に「維新の業は我ら草莽の臣の力によってなさるべきだ」といわせたり「暗厄利亜国に、把爾列孟多というものがあるのを御存知ですか。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
逆にどんな澎湃たる歴史の物語もそこに関与したそれぞれの社会の階層に属す人間の名をぬいて在ることは出来ないという事実の機微からみれば、たとい草莽の一民の生涯からも、案外の歴史の物語が語られ得る筈である。
— 宮本百合子 『今日の文学の諸相』 青空文庫
明治三十四年十二月草莽ノ微臣田中正造誠恐誠惶頓首頓首 ※
— 田中正造 『直訴状』 青空文庫
路傍は草莽にて、巓は禿せり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
権力に阿ることなく、草莽の一人として正論を吐き続ける彼の姿勢に感銘を受けた。
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「我々のような草莽の民の声が、果たして国の政治を動かすことができるのだろうか」
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彼は名誉を求めることなく、草莽の志士としてひっそりと生涯を終えた。
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標準
private citizen who opposed the Tokugawa shogunate during the Bakumatsu period
作例 · 標準
幕末の動乱期、各地で草莽の志士たちが立ち上がり、新しい時代の幕開けを急がせた。
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吉田松陰の教えを受けた草莽の若者たちが、やがて明治維新の原動力となった。
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「地位も名誉もない草莽の身なればこそ、恐れるものなど何一つないのだ」
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標準
grassy place
作例 · 標準
かつての村の跡地は、今では一面の草莽に覆われ、当時の面影を留めていない。
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道を外れて草莽の中を突き進んでいくと、隠された古い祠を見つけた。
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「草莽に身を隠し、追っ手が通り過ぎるのを息を潜めて待った」
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ウィキペディア
草莽(そうもう)は、民間にあって地位を求めず、国家的危機の際に国家への忠誠心に基づく行動に出る人(草莽之臣)を指す。
出典: 草莽 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0