天然物
てんねんもの
名詞
標準
natural product
文例 · 用例
それはいずれにしても、今のうちにこれらの滅び行く物売りの声を音譜にとるなり蓄音機のレコードにとるなりなんらかの方法で記録し保存しておいて百年後の民俗学者や好事家に聞かせてやるのは、天然物や史跡などの保存と同様にかなり有意義な仕事ではないかという気がする。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
天然物保存に骨を折る人たちは、ついでにこういうものの保存も考えてもらいたいものである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
天然物保存地帯として少なくもこの大陸内地の大部分を万国協定で指定してほしいと思うのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
史蹟保存が本邦に必要なるは、史蹟天然物保存会の主唱するところなれば、予の細説を要せず。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
このことまた史蹟天然物保存会の首唱するところなれば、小生の蛇足を俟たず。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
あるいは天然物は神社と別なり、相当に別方法をもって保存すべしといわんか。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
心を潜めて一小天然物を観よ、そこに神を知ること深きを加うるではないか。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
すべての天然物は我らに神の測りがたき穎智を教う。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
作例 · 標準
この魚は、養殖ではなく天然物だ。
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旬の天然物は、やはり味が格別だ。
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スーパーで天然物の野菜を探すのが好きだ。
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ウィキペディア曖昧さ回避
天然物 (てんねんぶつ) 生物が産生する物質のこと。天然物化学を参照されたい。 (てんねんもの) 自然に山野・河川・海で生育した、食材となる動植物のこと。「養殖もの」という概念と対比して用いられている。 養殖もおこなわれている魚介類において、養殖によらず通常に漁獲された魚介類のこと(タイ、フグ、ブリ、ウナギ、ホタテガイ、カキ、ホヤ、クルマエビ、海苔、ワカメなどに使われる。) 栽培もおこなわれている農産物において、栽培によらず自然に収穫された食材のこと。( マイタケなどに使われる。) たい焼きにおいて、一度に複数を焼く「たい焼き機」で焼く一般的なものに対し、金型を用いて一匹単位で焼かれたものを指す俗語。
出典: 天然物 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0